前回は、歌を上達させるために継続力をする方法をお書きしました。
歌を歌う際に、ピッチがずれていると歌が下手に感じますよね。
今回は、歌を練習する上で大切な「ピッチ」を良くするためのコツをお話していきます。
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この記事の目次
1. ピッチを合わせる練習方法
まずは歌(ボーカル)について話をする前に、歌の音楽用語が色々と曖昧なので、始めに用語ごとに説明しますね。
メロディ:曲のメロディラインのこと
歌 :人が声に出して歌うこと
ボーカル:上記よりも狭い個人ボーカリストのこと
音域 :メロディの音域の幅
ピッチ :現在の音の高さ。例えばA(ラ)に対して、若干低いラ(ピッチが低い)や、若干高いラ(ピッチが高い)など
1-1 ピッチを合わせるためのポイント
歌うときにピッチを練習するには、まずはメロディの動きを意識しながらピッチをイメージしましょう。
メロディの音域が上がっていく歌
このような場合は、ボーカルの歌のピッチが上がりきらないことが多くあります。
例
ド レ ミ ソ というメロディフレーズがあれば、若干低めのレのピッチ、若干低めのミのピッチ、ソも低めのピッチになる
フレーズが上に向かう場合に、ピッチがしっかりと上がるように意識して、歌を練習をする事でピッチが安定してきます。
メロディの音域が下がっていく歌
このような場合のメロディでは、ボーカルの歌のピッチが下がりきらないことが多くあります。
例
ド シ ソ であれば、シが若干高めのピッチ、ソも高めのピッチになる
こちらも、先ほどのフレーズが上に向かう場合と同じです。
もちろん、ピッチをきっちり合わせればいいという話ではなく、歌を歌っていてどのようなピッチのミスが起こるのかを知る事が、大切になります。
この事をおさえながら歌の練習を行う事で、それぞれの音を正しいピッチで歌うことが出来ます。
1-2 曲全体を見た際のメロディの動きとピッチ
歌をトレーニングしている場合に、曲全体の中でのピッチの動き(音域のアップダウン)を意識してください。
イメージがわかない場合
メロディ譜を見ながら、歌のピッチのアップダウンをみて、上に上がるメロディは、しっかりとピッチが上がりきるように歌を歌いましょう。
また、下に下がるメロディは、きちんとピッチが下がりきるように歌を歌いましょう。
そうすることで、ピッチをどうコントロールすれば良いのかが、練習と共に徐々に分かるようになります。
2. 商業音楽の歌のピッチはどうなっているのか
2-1 メジャー業界
最近のメジャー業界で、歌のピッチが正確に合っているアーティストは、比較的多いと思います。
現在は、コンピューターで使用出来るピッチ修正ソフトで、歌のピッチやタイミング調整することが主流になっているからです。
もちろんピッチ修正ソフトは、使い方によっては素晴らしいもので、適度なピッチ補正を行い自然な補正をした歌もあるのですが、逆に過度にピッチを合わせ過ぎている歌も多くあります。
特に過度にピッチを調整したアーティストの歌が、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEです。
これはこれでダメとは思いませんが、私はその曲の世界観やテーマなどに合わせてピッチを合わせたり、逆に外したりする方がよいと思います。
なぜなら、本来はボーカルによって多少ピッチにずれが出るはずです。
ですので、個人的には初期のEXILEの方の歌が、自然なピッチ調整で好みですね。
ピッチが多少ずれていることで、その曲の世界観を上手に表現することになことになったり、盛り上がる部分がより感動できたりする事があると思うからです。
2-2 ピッチ修正をすれば、ピッチの練習はしなくても良い?
プロもライブでの歌を聴くと、ピッチが良いのかそうでないのか、本来の実力が分かってしまいます。
CDやYoutubeなどでは修正してごまかせても、ライブでは歌のピッチは基本的にごまかしようがありません。
ピッチの練習は、基本的にしっかりとしておいた方がよいですね。
まとめ.
歌う際に、ピッチの合わせ方をイメージしながら、コツコツ練習に励んでくださいね。
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