あなたはどんな作詞家が好きですか。
そして、どんな作詞を書いてみたいですか。
作詞には色々な表現の仕方がありますが、作詞の内容によって曲の世界感がより鮮明に具体的になりますので、自分で作詞をしてみたいですよね。
今回は私がDTMレッスンで行なっている、作詞初心者でも出来る簡単な作詞のやり方をご説明します。
通常、メロディと作詞は一体のものですが、メロディがない初心者の方にも参考になるような作詞のやり方です。
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この記事の目次
1. 作詞の簡単なやり方とは
これから説明する方法は、メロディがある人が前提ですが、メロディがない人でも行えます。
用意する物は、大学ノートとシャープペンです。
※書き直しをしますので、ボールペンは出来れば使用しない方がよいです。
1-1 ○○○などをフレーズ毎に、ノートに書き出す
メロディがある方は、1番の部分(Aメロ、Bメロ、サビ)のみを、メロディのフレーズ毎に○でノートへ書き出していってください。
もしもメロディがない方は、5,7などで行ってみてください。
など
1-2 簡単なテーマを決める
作詞本などでは、具体的なテーマの決め方を書いておりますが、その方法は初心者にはハードルが高いので、下記のように簡単にテーマを決めましょう。
難しい際は、ご自分の性別で書いていってみてください。
テーマと合わせて、男性が主人公なのか、女性が主人公なのかを考えておきましょう。
決めるとよいテーマは、下記3つです。
まずは、
季節感(春夏秋冬)
曲には季節感があることが多いので、これを決めましょう。
(例)
- 春の桜の咲く時期の曲
- 夏の海で流れていそうな曲
- 秋の物悲しい雰囲気の曲
- 雪の降る冬のバラード曲
など、
時間帯は
朝 昼 夕方 夜 など時間帯を絞ると、言葉を選びやすくなります。
(例)朝の場合は、朝靄、朝焼け、通学時間、夜明けなど
(例)夜の場合は、三日月、満月、街の街灯など
恋愛か失恋か
恋愛曲か、または、失恋曲かを考えておくと言葉を選びやすくなります。
上記3つを合わせて、夏のイメージで、恋愛ハッピーで、お昼の時間帯など決めましょう。
決まりましたか。
1-3 歌の歌詞が書いてある本などから言葉を抜き出す
数百円で歌本などが買えますので、それを使って行なってください。
ここの作業は、出来るならネットで歌詞を調べてやらない方が良いです。理由は、ネットで行なうと自分の検索する型にはまった歌詞からしか言葉を抜け出せなくなります。
1-2 で決めたテーマに当てはまりそうな言葉を、ノートへ一つずつ抜き出していきます。
(ポイント)同じ曲からいくつも抜き出さないこと。 それではパクリになってしまいますので、心に引っかかる言葉を、1曲から数個抜き出すだけにしてください。
輝く未来、二人手をつなぎ道を歩いた、空の彼方へ、あなたの夢を私にも、君と抜け出した、あなたの為に、ずっとそばを離れないで、輝いて見える、きらきらと 光る、もう一度抱きしめたい、君は今何を想う、手を伸ばしたら届きそうな、愛を今見つけたから、無邪気に笑う君、はしゃぐようになど
上記のように、ノート2~3ページになるくらい、できる限り書き出して見てください。
書き出す数が多ければ多いほど、後で言葉を選びやすくなりますよ。
1-4 上記の○のなかに言葉を当てはめていく
抜き出した言葉を、当てはめていく作業を行ないますが、コツは1行だけ意味がつながるようにあてはめていく事です。
やってはいけない事
- 先に抜き出した言葉を、そのまま使おうとしないこと
- この段階で全ての歌詞の意味が通るように、歌詞を書こうとしないこと
大切なポイント
- 文字数は、もとの○の数よりも、1文字増えたり、2文字減ったりしても良い
- 1行ごとに歌詞の意味が合うように調整を行なう
1番Aメロ
かがやいて そらのかなたへ
はなれない あなたのため-
1番Bメロ
わらうきみ はしゃぐように きらきらと
ずっと- そばをはなれない み-ら-い
など
その後、
- 1行ごとに入れ替えをして、全体の歌詞がつながるように調整する
- 上記やり方で歌詞がつながらない際は、その行を他の歌詞でもう一度書いてみる
これを繰り返すことで、徐々に意味のつながる歌詞になります。
ただ始めのうちは、しっかりとつながっていなくても大丈夫です。
徐々にやっていくうちに、歌詞のフレーズを上手につなげられるようになっていきます。
作詞のやり方で、もっと具体的に学びたい人へオススメの本を紹介しておきます。私が色々と読んだ作詞本の中で、広く学ぶ事が出来る本です。
まとめ. 上達のコツはやり方をマスターすること
この記事を何度も読んで、作詞のやり方を身につけてください。
なれると、あなた独自の自然な歌詞を作ることが出来ます。
是非取り組んでみてくださいね。
またメロディがあるのでしたら、Vocaloidの初音ミクやメグッポイドなどで歌わせてみてください。
作詞の力によって普通に感じていたメロディが、詞を入れたらとても心に響くものになったりしますよ。